どーも!Nyaoです!資産運用会社でアナリストやってました!
7/19公開のオーストラリアRBA議事要旨。
議事要旨の内容とポイント、そこから見える今後のトレード戦略について、
初心者にもわかるように簡単解説していきます!
これを知ってぜひご友人にドヤ顔で教えてあげてくださいね!
それでは参りましょう♪
【Nyaoのプロフィール】 ・資産運用会社、投資ファンドでアナリスト経験5年。FX歴12年。 ・証券アナリスト資格有。京都大学工学部卒。 ・"超わかりやすいファンダメンタルズ解説” を目指して2021年よりSNS配信開始。 →詳細:「【自己紹介】Nyaoって何者?投資ファンドで働いてたってほんと?」
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まずは7/5開催のRBA声明文のおさらいから
ポイントの大枠を掴んだところで、
今回議事要旨で明らかになったポイントを整理してきましょう。
7/19公開の豪RBA議事要旨のポイントは?
以下、RBA議事要旨内のポイントを列挙していく。
(※声明文で既に明らかになっているポイントは割愛)
- 現状のキャッシュレートの水準は依然として非常に低く、中立金利(2.5%想定)の推定値の下限を大きく下回っている
- インフレ期待が高まれば、その分更なる利上げが必要になる
→7/27発表のCPIを特に注視。
(この話はこちらの記事の時点ですでに明示。) - 利上げ幅+0.25%と+0.50%の可能性を議論し、+0.50%が妥当であると判断した
議事要旨の内容から更なるタカ派姿勢が見受けられる結果に。
それに加えて・・・
豪RBAブロック副総裁の発言も・・・
豪RBA副総裁のブロック氏の発言も注目を集めました。
【7/19講演でのブロック副総裁発言のポイント】
- 豪の家計部門における負債は少なく、全体的にバランスシートは良好。
- 利上げへの耐性がある資産構成の家計が多い
- もちろん、利上げが家計に与える負担やリスクを考慮しながら将来の利上げの規模とタイミングは決定していく
すんごいざっくりいうと、
「借金こさえてるご家庭少なそうやし、利上げしてもまだ耐えれるんじゃね?」って発言。
豪の直近の経済指標の結果は?
インフレ動向
22年4/27発表の四半期CPI結果は以下の通り。
- 今四半期(22′ 1-3月)の消費者物価指数は前期比で+2.1%、前年比で+5.1%上昇。
- 上昇幅が大きかったのは、新築住宅購入・建設費(+5.7%)と自動車用燃料(+11.0%)。
- 平均年間インフレ率は3.7%に上昇し、2009年3月以来の高水準。
下のグラフ(四半期CPI 前年比)の推移からも、
オーストラリアのインフレ高進が顕著であることは明らか。
雇用動向
7/14発表の豪雇用結果は以下の通り。
- 失業率:3.5%に低下。(2020年3月から1.7pt低下)→この回復がえぐい。
- 労働参加率:66.8%に上昇。
- 雇用者数:13,599,300人に増加。
- 雇用人口比率:64.4%に上昇。
- 月間労働時間は0.1%未満の減少
オーストラリアの失業率の推移を見てみると・・
コロナ前の失業率の水準より、低くなっており驚異的な回復であると言える状況。
景況感
7月の消費者信頼感指数は83.7と8か月連続で低下。
景況感については、コロナ前の水準まで悪化しており、
利上げ環境下における今後の消費減速を示唆。
今後の長期的な投資戦略
以上の状況を鑑みるに、
オーストラリアではインフレ強し、雇用は堅調。但し、景況感は悪化。
しかし、RBAは景況感を犠牲にしてもインフレを抑え込む姿勢
ということで、
利上げを受けてインフレが収まるまでは豪ドル買い目線は継続していくものの、
インフレ鎮静化 or RBAが見過ごせない度合の景気後退が顕著になった段階で、
売り目線への転換していくイメージがよさそうか。
足元(22′ 7/18-週)のポジティブ材料/ネガティブ材料を加味した投資戦略はこちらから。
まとめ
はい!ということで本日の内容は以上です。
豪RBA議事要旨のポイントと今後の長期的な投資戦略のイメージについて
ざっくりと簡単にご理解いただけたのではないでしょうか?
ということで、、
この記事をご覧になった方は
ぜひぜひお待ちしております(結局最後は宣伝かいっw)
ってなわけで、それではまたお会いしましょう♪
See You(‘ω’)
文責:Nyao
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