LPR(ローンプライムレート)って何?中国人民銀行の金融政策ようわからん!って人向け。超分かりやすい解説

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ファンダイベント解説

どーも!Nyaoです!

最近話題の中国ロックダウン解除のお話。

それと同じぐらい中国関連の報道でよく見かけるのが LPR の話

いや誰やねんと。

3文字略称ワードシリーズ多すぎやねんと。

そもそも中国の金融政策ようわからんねんと。

そんないらだちを抱える方々向けに、LPR について

今回は中国の金融政策のお話と絡めながら、

基礎的なところからわかりやすく解説してみました!

ぜひ最後まで読んでくださいね!

ヒュウィゴー♪

【Nyaoのプロフィール】
・資産運用会社投資ファンドでアナリスト経験5年。
・証券アナリスト資格有。京都大学工学部卒。
・"超わかりやすいファンダメンタルズ解説” を目指して2021年よりSNS配信開始。
→詳細:「【自己紹介】Nyaoって何者?投資ファンドで働いてたってほんと?」

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LPRって何?

まずは結論から。

LPRはローンプライムレート(Loan Prime Rate)の略。

銀行が最も優良な企業(日本ならトヨタみたいな会社)にお金を貸すときの金利のこと。

銀行が企業にお金を貸すときの金利を「貸出金利」と呼ぶけど、

貸出金利は、貸す相手が優良な企業であるほど低く設定される

(逆に貸す相手がいつ倒産してもおかしくないヤバい企業なら金利を高く設定する。)

銀行が企業にお金を貸し出す中で一番低い金利がプライムレートとも言い換えられる。

そういう理由でLPRは銀行が各企業へ提示する貸出金利の算定の土台となっている。

イメージで言えば、A社という会社にお金を貸す場合の貸出金利は

(A社への貸出金利)= LPR + (A社のやばさ)

ほんまにざっくりとやけど、こんな感じ。

最近LPRに注目が集まっているのはなぜ?

一言でいうと、

中国の 金融緩和政策 がどの程度うまくいっているか? がわかるから。

ふーん・・・。で・・・どゆこと・・・? って声が聞こえてきそうなんで

順を追って説明していきたいと思う。

実は中国の金融緩和政策は数年前まではあんまりうまくいってなかった

この話を理解するために基礎的な事項からおさらいしていこう。

中国の中央銀行の特徴は?日米欧の中銀との違いは?

まずは基本的なお話から。

中国の中央銀行の名称は「中国人民銀行(人民銀、PBC, People’s Bank of Chinaの略)」

他国(日米欧)の中銀との最も大きな違いは、

政府から独立性を付与されていないってとこ。

つまり政府の認可なしに金融政策を決定できない

Nyaoも初めて知ったときは、まじかよ・・・ってなったね。そういえばトルコとかいう国も事実上は・・・

他国と違って総裁の発言であんまりマーケットが動かんのはそのせい。

どちらかといえば、政府の動向に注目。

政策方針が変わると人民銀の方針も変わるから

そっちの方がマーケットに影響を与えやすい。(中国株が難易度高いといわれる所以)

中国の金融市場の問題点

そんな人民銀も日米欧の中銀同様、景気が冷え込むと金融緩和を行うわけやけど

とにかく金融緩和政策の効き目が弱かった

もう少しブレイクダウンして言い換えると・・・

人民銀が緩和政策で政策金利を下げても、貸出金利が下がりづらかった

政策金利中央銀行から 中銀行へ  お金を貸し出すときの金利
・貸出金利:中銀行から民間企業や個人へお金を貸し出すときの金利

理由は市中銀行(日本でいうSMBCとか京都銀行とかみたいなん)が裏で

「あんまり貸出金利下がってもうたらおれら銀行は儲からんし、

 政策金利の9掛け(×0.9倍)ぐらいで下げ止めにせん?」

みたいなやり取りをしてたから。

人民銀がどれだけ緩和策で市中銀行向けにお金をばらまいても、

民間企業や個人がお金を借り入れやすい環境にならんと緩和策の意味がない

当然、企業向けの貸出金利の代表格であるLPRも全く下がってなかった

LPRの算出方法の見直し

人民銀はこの状況を打破するために、2019年8月にLPRの算出方法を大幅に見直した。

細かい説明は省くけど(※)、要は

「9掛けで下げ止めにしようぜ」みたいな水面下での悪だくみができんように

根っこからルール変更したって感じ。

政府が直接関与してるからこういうちゃぶ台返しが平気でできてまう。

実際にこのあと何度かのルール変更を経て、LPRはどんどん下がってきている。

(※)LPRの算出にはMLFがベースとなっているお話など詳細についてはリクエストがあれば
   解説したいと思います。今回はわかりやすさ重視のため割愛しています。

LPRの種類と公表時期は?

毎月20日に1年物と5年物の2種類のLPRが公表される。

1年物は貸出金利の基準

5年物は主に住宅ローン金利の基準

22年5月20日の公表ではこの5年物LPRが0.15%引き下げられて話題に。

「不動産業界を下支えしたいんだな」との思惑から中国株も一時復活してましたね。

中国恒大リスクが浮上したときの政策方針とは180度異なるから余計に注目を集めた感じ。

【あわせて読みたい記事】
中国恒大リスクについてはこちらの記事もご参考あれ
→「緊急イベント発生時の対処法!中国恒大リスクについても簡単解説!」

今後のLPRの注目ポイントは?

今後の要注意ポイントは、緩和策を推し進めた結果、

過度な人民元安(通貨安)になってるってこと。

22年5/20の公表で1年物のLPRは引き下げずに据え置いたのは

ここを懸念したからでは?との噂も。

中国景気の回復動向と元安の輸入物価への影響などを加味しながら

中国政府がどのような政策をとっていくのかに注目。

まとめ

本日の内容は以上です!

細かい話はだいぶ省略しましたが、大枠はつかめたんじゃないかなと思います。

特にオセアニア通貨触る人は中国景気めっちゃ大事なんでぜひ押さえといてくださいね!

【あわせて読みたい記事】
オーストラリアの政党の基礎、直近の選挙結果についてはこちらの記事もご参考あれ
→「【最新予想】どうなる豪選挙!為替相場への影響は?豪と中国の密接な関係についてもわかりやすく解説!
→「豪政権交代!総選挙の結果は労働党勝利!!新政権下の政策方針と今後の注意点は??(22' 5/24時点情報)

今後は毎月20日のLPR公表が気になるところですな。ほっほっほ。

ということで、、

この記事をご覧になった方は

ぜひぜひお待ちしております(結局最後は宣伝かいっw)

ってなわけで、それではまたお会いしましょう♪

See You(‘ω’)

文責:Nyao

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