信用創造とはざっくり言うと、
銀行がよく使う手で、見せかけのお金が増える経済マジックのこと。
いやいや分からん!って方向けに以下、具体例を使って解説していきます!
Aさんが100万円を銀行に預けたとしましょう。
このとき、Aさんの預金通帳を見ると残高は100万円になっているはずです。
しかし、銀行はこのまま預かっているだけでは儲かりません。
(むしろ預金金利分お金を払い続けないといけません。)
そこで銀行はAさんがこのお金100万円を使わない間に、
Bさんという別の人に融資することができるのです。
(このときの利息で銀行は儲けることができる)
仮に銀行がBさんに70万円を融資したとしましょう。
そうすると不思議なことが起きます。
Bさんは銀行から融資を受けたのでBさんの口座残高は70万円増えました。
しかし、このときAさんの口座残高も100万円のままのはずです。
そう、実際に存在するお金の量は100万円のはずなのに、
口座残高上ではAさんの持つ100万円とBさんの持つ70万円。
合計170万円のお金があるように見えるのです。
冒頭のお話を思い出してください。
信用創造とは何か?
見せかけのお金が増える経済マジックのこと、でしたよね?
この見せかけのお金、こそが先ほどご説明したときのBさんの口座に増えたお金のこと。
本来存在しないのに、あるように見えるお金のことなんです。
この経済マジックのことを信用創造といいます。
※今回は直感的な理解を優先してざっくり解説していますが、
厳密な解説は「信用乗数」をご参考!です!
ここまでわかると、マネタリーベースとマネーストックの違いがわかるはずなので
ぜひセットで覚えてくださいね!
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