どーも!Nyaoです!
原油価格下がるかも?なんて話をしてましたが、
22年6/2会合では
原油の大幅増産が決定。
けど
なんで原油価格あがっとんねんー!
って方向けに
真相を簡単解説していきます!
ぜひ最後まで読んでくださいね!
ヒュウィゴー♪
【Nyaoのプロフィール】 ・資産運用会社、投資ファンドでアナリスト経験5年。 ・証券アナリスト資格有。京都大学工学部卒。 ・"超わかりやすいファンダメンタルズ解説” を目指して2021年よりSNS配信開始。 →詳細:「【自己紹介】Nyaoって何者?投資ファンドで働いてたってほんと?」
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OPEC+どうせ今回も増産せんやろ・・・
週初めのNyaoの想定はこれ ↑↑
けど結果はこんなタイトルの報道が。
「OPEC+、増産拡大で合意 日量64.8万バレル」
普通なら、
原油増産 → 原油余るやろ(需給ひっ迫懸念後退) → 原油の価値落ちる → 原油売り
になるとこを実際の原油チャートは上昇!
資源国通貨(の扱い)のオセアニア通貨も上昇!
マーケット全体でみて増えたのか?を見る!
実は報道の中身を詳しく読んでいくと、
「OPEC+は増産決めたけど、
ロシアの生産量が減る見込みで
そっちの方が減りが大きい」
つまり・・・
全体で見れば増えてない
報道タイトルが紛らわしいねん・・・
定量的に見れば、
元々の増産ペース:日量+43.2万バレル
22′ 7-8月の増産ペース:日量+64.8万バレル
→これが “増産” (+約20万バレル)って書かれてるとこ
22′ 4月のロシアの生産計画未達分:日量▲134万バレル
さらに5末にEUが合意したロシア産石油の禁輸も加わればもっと・・
ということでまとめるなら、
今回の増産ペースではロシアの生産減は十分には補えない。
ということで
原油増えない → 需給ひっ迫懸念再燃 → 原油価格高騰 →オセアニア通貨も高騰
となるわけです。
今回の増産決定には政治的な意味合いも?
(こっからは各種報道の噂の話も含まれるから話半分で。)
OPEC+メンバーの中で大御所のひとりにいるのがサウジアラビア。
そしてサウジアラビアはアメリカと仲が良くてイランと仲が悪い。
めっちゃざっくりとやけど
サウジグループ(図の赤丸)とイラングループ(図の青丸)に分けて
その国とどの国が仲がええのか?を括ってみた。
(以下、色分け合わせてるからご参照)
サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)はイエメンとケンカ中。
イエメンで暴れてるやつらの裏にはイランがおる(と噂されてる)。
ほんでここにアメリカ・ロシア・中国が加わる。
アメリカは米イラン核合意の問題でイランと仲直り交渉中。
(実際はこの交渉、全然うまくいってないけど)
サウジは、アメリカがイランと仲良くなるのが面白くない。
(あんたこっちのグループでしょ議論)
アメリカはインフレ防ぎたいから原油価格下げたいって願いがある。
だからサウジは、
「ほら、おれのおかげでOPEC+増産できたやろ?貸しやで?」
(今度はこっちのお願い聞けよ?)
ってアメリカに恩を売りたいんとちゃうかと。
そんな話も出てますね。
まとめ
本日の内容は以上です。
最後の話なんか特に、
中東諸国ってこんな感じでめっちゃ色んな思惑が混ざってて
ややこしいけどファンダの勉強としては知ってくと面白い。
ぜひ参考にしていただければ、ということでご紹介しました!
ということで、、
この記事をご覧になった方は
ぜひぜひお待ちしております(結局最後は宣伝かいっw)
ってなわけで、それではまたお会いしましょう♪
See You(‘ω’)
文責:Nyao
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