製造業の新規受注額を表す指標。
特に製造業が占める割合の大きいドイツでは重要視される指標。
(2019年時点でドイツの第二次産業比率は約30%。G7先進国内でも高い水準。)
イメージしづらいと思うので、
今回はドイツ製造業の中でも約2割を占める自動車産業の例で見ていきましょう。
例えばドイツの有名自動車メーカー、メルセデス・ベンツ(以下「ベンツ」)の
自動車のネジを作る会社A社に注目すると、
A社にとっての受注先はベンツになるので、
A社の新規受注が増えるときはベンツがいっぱい自動車を作りたいとき。
これは自動車を買いたいひとがたくさんいるときなので、景気がいい時だとわかる。
このように、製造業の新規受注の数値の変化を見ると
この国の産業の活況さや景気動向を先読みすることができる。
大きくは国内受注と海外受注に分かれ、
国内受注は機械設備投資の、海外受注は輸出の先行指標として活用される。
データ元:
・Orders received and stock of orders | Deutsche Bundesbank
・BMWK – Development of new manufacturing orders in May 2022
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