インフレと景気悪化が同時に進行している状況のこと。
2022年上半期のように”悪いインフレ”に対する中央銀行の利上げ政策が要因で起こることが多い。
もう少しかみ砕いて説明すると
景気悪化→金融緩和(利下げ含む)→景気回復→インフレ(良いインフレ)→金融引締め(利上げ含む)
が理想的な流れなんですが、
景気回復できてない中で、インフレが進んじゃうことがあるんですよ。
例えば中東で紛争が起きて石油価格が暴騰したら、
エネルギー価格全体が需要過多の状況になって高騰、
製造コストが上がって、物の値段も上がる。
つまり、悪いインフレの場合。
これは景気回復を待ってくれないんですよ。
ここで中央銀行の取りうる手段は2つあって、
一つは景気回復を信じて緩和(利下げ)姿勢を継続すること。
これは2022年時点の日銀がやってますね。
【あわせてチェック!】 「日銀の緩和政策はなぜ終わらないのか?円安はいつまで続くのか?初心者でもわかるように簡単解説!」
もう一つはとにかくインフレを先に退治することを優先!
これは2022年時点ではFRBやECB、BOEのスタンス。
FRBなんか特に顕著ですね。
【あわせてチェック!】 「FRBの姿勢が再確認できるFOMC議事要旨(2022/7/6公開)の解説!」
後者をやっちゃうと、利上げの影響でさらに景気悪化が進んで、
しかもインフレを抑えられない場合は最悪の事態に。。
インフレ+景気悪化でスタグフレーションの完成というわけです。
よくリセッションと比較して議論されることが多いので
こちらについてもぜひあわせて覚えておきましょうね。
→リセッションとは?
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