インフレ指標の一つ。消費者物価指数(CPI)とセットで議論されることが多い。
PPIの正式名称は生産者物価指数。
卸売物価指数として公表している国もある。
以下、詳細について解説していく。
商流を上流側から見ていくと、
生産者→卸売業者→小売業者→消費者の順に並ぶ。
消費者物価指数は、小売業者が消費者に売るときの物価を表す。
一方で、PPIは生産者が卸売業者(業種によっては卸売業者を飛ばして直接、小売業者)に販売するときの価格。
CPIがBtoCの価格、PPIがBtoBの価格と覚えておくとわかりやすい。
「製造業者が実際どんな価格で売ったか?」と覚えてもいい。
FXトレードにおけるPPIの注目ポイントは
PPIはCPIに先行して動くということ。
前述の商流の話にもあったように、PPIの方が上流の価格を表しており、
特に原材料価格やエネルギー価格が変動した際には
先にPPIにその変動が反映されやすい。
指数の構成項目は大きく、「最終需要」と「中間需要」の2つに分類。
中間需要は財部門とサービス部門に分類される。
基本的に消費者に近い、「最終需要」のコア指数が注目されやすいが、
先行指標としては上流側の数値の注目度も高い。
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